フェブラリーS 予想分析 好走できる展開と脚質の傾向を調べてわかったこと
こんにちは。
Chelseaです。
今週はダートGⅠレース「フェブラリーS」です。
当ブログでも、もちろん力を入れて考察・予想していきます。
本日のコンテンツはこちらです。
脚質や展開について分析
前回の記事では、血統についてデータを調べたことを書きましたので、今回は展開について色々調べたことを書いていきたいと思います。
過去好走馬の脚質と上がり3F
まずはフェブラリーS過去好走馬の脚質と上がり3Fタイム(順位)を見てみましょう。
過去5年好走馬の好走馬の脚質を見て感じたのは、差しや追込みといった中団~後方で競馬をした馬の好走が多いということ。
過去好走馬15頭中11頭が差しか追込みとなっています。
これはダート戦としては非常に珍しい事で、東京競馬場の直線が長いことが要因ではないかと思っています。東京ダートコースの直線の長さは、日本の競馬場の中で一番長いです。
レースラップを見てみると、前半が速くなることが多いです。
これは東京ダート1600mの特徴として、芝スタートであることが要因だと考えています。
芝を走る距離は150mとかなり長く、外枠だと更に30m長く芝の部分を走ることになります。
こういったことが関係して前半はどうしてもスピードに乗ってしまい、前傾ラップとなりやすくなるのです。
先程差し追込みの好走が目立つということを書きましたが、最後の直線が長いということの他に前傾ラップになることがもう一つの要因です。
上り3Fタイムは良馬場でも35秒台となることが多く、芝並みの時計になることがあります。
速い上りタイムを使える馬でないと、好走が厳しくなるということも憶えておいた方がいいでしょう。
東京ダート1600mで有利な脚質
先程はレース傾向について書きましたが、今度はフェブラリーSの舞台である東京ダート1600mコース自体の脚質傾向を見ていきます。
まずは全クラスを対象としたデータを見てみましょう。
ここからのデータは過去3年・良馬場・単勝オッズ1~50倍を条件に抽出しています。
【全クラス対象データ】
逃げ
着度数 23-18-13-89/143
勝率 16.1% 複勝率 37.8%
単勝回収値 84 複勝回収値 88
先行
着度数 98-85-59-313/555
勝率 17.7% 複勝率 43.6%
単勝回収値 114 複勝回収値 99
差し
着度数 61-72-82-535/750
勝率 8.1% 複勝率 28.7%
単勝回収値 58 複勝回収値 75
追込み
着度数 16-21-32-344/413
勝率 3.9% 複勝率 16.7%
単勝回収値 40 複勝回収値 47
マクリ
着度数 0-0-1-0/1
勝率 0.0% 複勝率 100.0%
単勝回収値 0 複勝回収値 120
このデータを見ると、先行馬が一番買いだということがわかります。
逃げの勝率と複勝率も高いのですが、東京ダート1600m以外のコースと比べるとかなり低い好走率となっており、回収率も100に到達しない数字です。
やはり長い芝スタートと長い直線が影響しているものだと思います。
ではオープンクラス以上に絞ったデータだとどうなるのかを見てみましょう。
【オープンクラス以上対象データ】
逃げ
着度数 0-1-2-6/9
勝率 0.0% 複勝率 33.3%
単勝回収値 0 複勝回収値 76
先行
着度数 7-2-3-24/36
勝率 19.4% 複勝率 33.3%
単勝回収値 112 複勝回収値 103
差し
着度数 5-8-3-47/63
勝率 7.9% 複勝率 25.4%
単勝回収値 67 複勝回収値 66
追込み
着度数 2-3-4-22/31
勝率 6.5% 複勝率 29.0%
単勝回収値 41 複勝回収値 85
オープンクラス以上となると、まず逃げの勝利数がゼロになります。
好走率と回収率は先行がトップですが、3着内数だと差しに軍配があがります。
全クラス対象データに比べて追込みは一気に数字を上げていることからも、クラスが上がれば差し又は追込みが有利になっていることが分かります。
この点はレース傾向と整合性が取れていますね。
まとめ
というわけで今日はフェブラリーSの展開について傾向を分析してきました。
とにかく他のダートレースに比べて、差し追込みが決まるレースであるということがわかりました。
差し追込みが有利になる理由としては、長い芝スタートであることと、ラストの長い直線が起因していることの裏付けもとれたので、差し追込み有利というデータは信用できると思います。
速い上り3Fタイムを使えることも重要で、これらの要素をクリアしている馬に厚い印を打ちたいと思います。
本日はこれで以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!