Chelseaの血統馬券研究ブログ

競馬で勝つにはまず負けない馬券の買い方が重要であると考えています。三連複・3連単などの馬券は確かに爆発力はありますが、的中率がどうしても低くなってしまうためメンタルの維持が難しく資金も上手く回転しません。僕が推奨するの馬券は単勝・複勝・ワイド。軸馬が馬券圏内に来た時に確実に払い戻しを受けることができる馬券です。この3つの馬券でより高い的中率と回収率を目指して研究しています。重視する予想ファクターは血統・脚質・騎手の3本柱。この3つのファクターと3つの馬券の組み合わせで競馬は勝てると考えています。

フェブラリーS 予想分析 好走できる展開と脚質の傾向を調べてわかったこと

こんにちは。
Chelseaです。

今週はダートGⅠレース「フェブラリーS」です。

当ブログでも、もちろん力を入れて考察・予想していきます。

本日のコンテンツはこちらです。

脚質や展開について分析

前回の記事では、血統についてデータを調べたことを書きましたので、今回は展開について色々調べたことを書いていきたいと思います。

過去好走馬の脚質と上がり3F

まずはフェブラリーS過去好走馬の脚質と上がり3Fタイム(順位)を見てみましょう。

2018年 良馬場1着 ノンコノユメ 4番人気
後方 36.1 (1)
2着 ゴールドドリーム 1番人気
中団 36.4 (2)
3着 インカンテーション 6番人気
中団 36.7 (3)
ラップ推移 12.2-10.7-11.2-11.7-12.5-12.6-12.3-12.8

2017年 良馬場1着 ゴールドドリーム 2番人気
中団 35.6 (3)
2着 ベストウォーリア 5番人気
中団 35.7 (4)
3着 カフジテイク 1番人気
後方 34.9 (1)
ラップ推移 12.1-10.5-11.4-12.2-12.8-11.8-12.0-12.3

2016年 重馬場1着 モーニン 2番人気
先行 35.2 (4)
2着 ノンコノユメ 1番人気
後方 34.7 (1)
3着 アスカノロマン 7番人気
中団 34.9 (2)
ラップ推移 12.2-10.8-11.1-12.0-12.3-11.9-11.6-12.1

2015年 良馬場1着 コパノリッキー 1番人気
先行 36.2 (4)
2着 インカンテーション 5番人気
先行 36.2 (4)
3着 ベストウォーリア 3番人気
中団 36.1 (3)
ラップ推移 12.3-10.6-11.4-12.6-13.1-12.3-11.5-12.5

2014年 良馬場1着 コパノリッキー 16番人気
先行 35.3 (4)
2着 ホッコータルマエ 2番人気
中団 35.1 (1)
3着 ベルシャザール 1番人気
後方 35.1 (1)
ラップ推移 12.4-11.3-11.8-12.5-12.6-12.0-11.5-11.9

過去5年好走馬の好走馬の脚質を見て感じたのは、差しや追込みといった中団~後方で競馬をした馬の好走が多いということ。

過去好走馬15頭中11頭が差しか追込みとなっています。

これはダート戦としては非常に珍しい事で、東京競馬場の直線が長いことが要因ではないかと思っています。東京ダートコースの直線の長さは、日本の競馬場の中で一番長いです。


レースラップを見てみると、前半が速くなることが多いです。

これは東京ダート1600mの特徴として、芝スタートであることが要因だと考えています。

芝を走る距離は150mとかなり長く、外枠だと更に30m長く芝の部分を走ることになります。

こういったことが関係して前半はどうしてもスピードに乗ってしまい、前傾ラップとなりやすくなるのです。

先程差し追込みの好走が目立つということを書きましたが、最後の直線が長いということの他に前傾ラップになることがもう一つの要因です。


上り3Fタイムは良馬場でも35秒台となることが多く、芝並みの時計になることがあります。

速い上りタイムを使える馬でないと、好走が厳しくなるということも憶えておいた方がいいでしょう。

東京ダート1600mで有利な脚質

先程はレース傾向について書きましたが、今度はフェブラリーSの舞台である東京ダート1600mコース自体の脚質傾向を見ていきます。

まずは全クラスを対象としたデータを見てみましょう。

ここからのデータは過去3年・良馬場・単勝オッズ1~50倍を条件に抽出しています。

【全クラス対象データ】
逃げ
着度数 23-18-13-89/143
勝率 16.1% 複勝率 37.8%
単勝回収値 84 複勝回収値 88

先行
着度数 98-85-59-313/555
勝率 17.7% 複勝率 43.6%
単勝回収値 114 複勝回収値 99

差し
着度数 61-72-82-535/750
勝率 8.1% 複勝率 28.7%
単勝回収値 58 複勝回収値 75

追込み
着度数 16-21-32-344/413
勝率 3.9% 複勝率 16.7%
単勝回収値 40 複勝回収値 47

マクリ
着度数 0-0-1-0/1
勝率 0.0% 複勝率 100.0%
単勝回収値 0 複勝回収値 120

このデータを見ると、先行馬が一番買いだということがわかります。

逃げの勝率と複勝率も高いのですが、東京ダート1600m以外のコースと比べるとかなり低い好走率となっており、回収率も100に到達しない数字です。

やはり長い芝スタートと長い直線が影響しているものだと思います。

ではオープンクラス以上に絞ったデータだとどうなるのかを見てみましょう。

【オープンクラス以上対象データ】
逃げ
着度数 0-1-2-6/9
勝率 0.0% 複勝率 33.3%
単勝回収値 0 複勝回収値 76

先行
着度数 7-2-3-24/36
勝率 19.4% 複勝率 33.3%
単勝回収値 112 複勝回収値 103

差し
着度数 5-8-3-47/63
勝率 7.9% 複勝率 25.4%
単勝回収値 67 複勝回収値 66

追込み
着度数 2-3-4-22/31
勝率 6.5% 複勝率 29.0%
単勝回収値 41 複勝回収値 85

オープンクラス以上となると、まず逃げの勝利数がゼロになります。

好走率と回収率は先行がトップですが、3着内数だと差しに軍配があがります。

全クラス対象データに比べて追込みは一気に数字を上げていることからも、クラスが上がれば差し又は追込みが有利になっていることが分かります。

この点はレース傾向と整合性が取れていますね。


まとめ

というわけで今日はフェブラリーSの展開について傾向を分析してきました。

とにかく他のダートレースに比べて、差し追込みが決まるレースであるということがわかりました。

差し追込みが有利になる理由としては、長い芝スタートであることと、ラストの長い直線が起因していることの裏付けもとれたので、差し追込み有利というデータは信用できると思います。

速い上り3Fタイムを使えることも重要で、これらの要素をクリアしている馬に厚い印を打ちたいと思います。

本日はこれで以上となります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!