騎手乗り替わりは成績が落ちるのか
こんにちは。
Chelseaです。
先週のNHKマイルCで、ルメール騎乗のグランアレグリアがダノンチェイサーに対して進路妨害があったため、5月11日から16日間の騎乗停止が決定しました。
いい機会なので前走同騎手の成績と、前走から乗替り騎手の成績を比較してみたいと思います。
過去5年前走からの乘替り・同騎手比較
データ条件:過去5年 単勝オッズ1~50
上の表は前走乗替わり騎乗と、同騎手騎乗の成績を比較したもの。
乗替わりよりも継続騎乗のほうが好走率が高くなっています。
回収率に関しては乗替わりのほうが良い成績となっています。乗替わりがいい方向に働くと馬の新たな素質を開花させることもあり、前走凡走した馬が穴をあけるため、回収率が高くなっていると思われます。
重賞のみ
データ条件:過去5年 単勝オッズ1~50 重賞レース
重賞レースのみに絞っても傾向は変わりません。やはり継続騎乗のほうが、勝率・回収率ともに高くなっています。
勝利数も継続騎乗のほうが多いですね。
GⅠのみ
データ条件:過去5年 単勝オッズ1~50 GⅠレース
GⅠのみで見ると更に傾向は躊躇になってきます。回収率も継続騎乗のほうが高くなり、最高峰であるGⅠとなると、なかなか乗替わりでは勝たせてもらえません。
勝利数も3倍近い開きがあります。
ルメールからの乗替わり
データ条件:過去5年 単勝オッズ1~50 前走ルメール
最後にルメールからの乗替わりはどうなのかを見てみましょう。
今日調べてきた条件の中では一番傾向が出ていて、ルメールが継続騎乗するのに比べて、ルメールからの乗替わりは勝率が約10%、複勝率が約20%ダウンします。回収率も同じくかなり下がってしまいます。
これは非常に興味深いデータで、いかにルメールが素晴らしい騎手であるかを物語っています。
ルメールの成績の素晴らしさは、もちろん能力の高い馬に乗っているということもありますが、ルメールからの乗替わりでこれだけ成績に変化が出るということは、他の騎手とは腕前の差がかなりあるということです。
ルメールはより馬の能力を引き出すことができる、素晴らしい騎手であることが言えます。
まとめ
ルメールが騎乗停止でオークスにもダービーにも出ることができなくなったので、今日は騎手の乗替わりについて、データを集め調べてみました。
やはり乗替わりよりも継続騎乗のほうがいい成績をあげているということがわかりました。回収率に関しては乗替わりのほうが高いのですが、
さすがにGⅠともなると、継続騎乗のほうが回収率に関しても高くなります。
もう一つわかったのは、ルメールの凄さです。
僕たち素人には騎手のテクニックなどはわかりませんが、乗替わったときにその馬の成績がどうなっているのかというのも参考になるかもしれませんね。
近々ブログを引っ越す予定にしていますが、また新しいブログに移行したときにでも、他の騎手について調べてみようと思います。
本日はこれにて以上となります。 最後までご覧いただき、ありがとうございました!