アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の過去の血統傾向を分析してわかったこと
こんにちは。
Chelseaです。
今週はアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)が行われます。
昨年の菊花賞馬「フィエールマン」がこのレースで始動するということで、大変注目度の高いレースです。
もちろん当ブログではこのAJCC(GⅡ)を特集します。
中山芝2200mで行われるレースです。
まず今日はこのAJCCの血統の傾向について調べていきます。
血統は僕が競馬予想をするに当たって1番重視している予想ファクターです。
しっかりと傾向を読み解き、馬券的中に近付けるようにしましょう。
AJCC過去好走馬の血統について
1着 ダンビュライト(2番人気)
父 ルーラーシップ(キングマンボ系)
母父 サンデーサイレンス(サンデー系)
2着 ミッキースワロー(1番人気)
父 トーセンホマレボシ(ディープ系)
母父 ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
3着 マイネルミラノ(8番人気)
父 ステイゴールド(Tサンデー系)
母父 Polish Precedent (ダンチヒ系)
1着 タンタアレグリア(7番人気)
父 ゼンノロブロイ(Tサンデー系)
母父 Stuka (ミスプロ系)
2着 ゼーヴィント(1番人気)
父 ディープインパクト(ディープ系)
母父 ブライアンズタイム(ロベルト系)
3着 ミライヘノツバサ(3番人気)
父 ドリー厶ジャーニー(Tサンデー系)
母父 シルバーチャーム(その他系)
1着 ディサイファ(2番人気)
父 ディープインパクト(ディープ系)
母父 Dubai Millennium (ミスプロ系)
2着 スーパームーン(3番人気)
父 ブライアンズタイム(ロベルト系)
母父 Sadler's Wells(Sadler's Wells系)
3着 ショウナンバッハ(7番人気)
父 ステイゴールド(Tサンデー系)
母父 サクラバクシンオー(プリンスリーギフト系)
1着 クリールカイザー(4番人気)
父 キングヘイロー(リファール系)
母父 サッカーボーイ(ファイントップ系)
2着 ミトラ(7番人気)
父 シンボリクリスエス(ロベルト系)
母父 サンデーサイレンス(サンデー系)
3着 エアソミュール(2番人気)
父 ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
母父 サンデーサイレンス(サンデー系)
1着 ヴェルデグリーン(2番人気)
父 ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
母父 スペシャルウィーク(Tサンデー系)
2着 サクラアルディート(11番人気)
父 ディープインパクト(ディープ系)
母父 マルゼンスキー(ニジンスキー系)
3着 フェイムゲーム(6番人気)
父 ハーツクライ(Tサンデー系)
母父 アレミロード(リボー系)
以上が過去5年AJCCで活躍した馬の血統構成です。
これを見てわかることを挙げていきます。
Tサンデー系の活躍が目立つ
サンデー系の中でもスタミナ色の強いTサンデー系の好走が目立ちます。
代表的な種牡馬としては
- ディープインパクト
- ステイゴールド
- ハーツクライ
- マンハッタンカフェ
このような種牡馬です。
欧州型の血を引く馬に注目
ロベルト・グレイソヴリン・サドラーズウェルズ・キングマンボといった欧州型の血を持つ馬も活躍しています。
欧州型血統の特徴を簡単に表すと、スタミナが豊富であるということ。
先程挙げたTサンデー系が活躍していることからも、AJCCはスタミナ値の高さが重要なレースではないかと思います。
日×欧の組み合わせが強い
過去の活躍馬の父と母父の組み合わせを見てみると、日本型×欧州型の組み合わせがほとんど。
日本の瞬発力とヨーロッパのスタミナを持ち合わせた馬が相性のいいレースであると言えます。
中山芝2200mが得意な種牡馬
参考までにAJCCの舞台となる、中山芝2200mを得意としている種牡馬も調べたので載せておきます。
データは過去3年・良馬場を条件に抽出しており、順位は1着数順です。
1位 ステイゴールド
着度数 9-3-1-58/81
勝率 11.1% 複勝率 28.4%
単勝回収率 64% 複勝回収率 92%
2位 ドリームジャーニー
着度数 5 2-1-7/15
勝率 33.3% 複勝率 53.3%
単勝回収率 223% 複勝回収率 108%
3位 ルーラーシップ
着度数 4-2-1-6/13
勝率 30.8% 複勝率 53.8%
単勝回収率 153% 複勝回収率 93%
4位 ディープインパクト
着度数 3-8-3-28/42
勝率 7.1% 複勝率 33.3%
単勝回収率 24% 複勝回収率 58%
5位 マンハッタンカフェ
着度数 2-2-1-9/14
勝率 14.3% 複勝率 35.7%
単勝回収率 107% 複勝回収率 76%
印象としてはステイゴールドの血を引く馬の活躍が目立ちます。
2位のドリームジャーニーも自身の父がステイゴールドです。
ステイゴールド系には注目しておきましょう。
Tサンデー系やキングマンボ系がランクインしていることから、芝中距離を得意とする種牡馬が得意なコースとも言えますね。
他にもハーツクライやキングカメハメハといった種牡馬も同じ系統に当たるので注意しておきましょう。
まとめ
今日調べてきたことの印象としてアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は、とにかくスタミナが物を言うレースであると感じました。
サンデー系の中でもスタミナタイプに属するTサンデー系が活躍しているということや、ロベルト系・サドラーズウェルズ系・グレイソヴリン系・キングマンボ系といった、スタミナの豊富さがウリの欧州型血統もよく馬券になっているということがそれを裏付けています。
そして日本血統と欧州血統が組み合わされた血統構成の馬がポイントとなってきそうです。
本日はこれまでとなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。